銀河より大きなものは、Zm規模となる。

 天の川銀河の直径は最近の研究で、今までの値よりも相当大きいといわれています。

今までは1Zm程度といわれていましたが、2Zm程度あるのではないかというのです。
アンドロメダ銀河の方がよくわかっていて、直径は2.2Zm、距離は23Zm
大マゼラン雲までの距離は1.5Zm、小マゼラン雲までの距離は1.9Zm

そして、これらの銀河は集団になっています。50個程度までは銀河群といわれています。
天の川銀河やアンドロメダ銀河を中心にした銀河の集まりの局所銀河群の直径は60Zm

銀河群がさらに連なって、銀河団になり、それはZm3桁台になります。
銀河団も連なって、超銀河団になり、それはZm3桁台後半になります。
さらに、宇宙の泡構造という状態になります。

ここらへんになるといろいろな用語があってちょっと混乱してしまうのですが、
泡構造というのは宇宙の大規模構造ともいわれて、銀河が連なってシャボン玉の泡の膜のようになっていて、その膜の内側はほとんど光る天体のない空洞が広がっているというのです。
超銀河団の連なりの銀河フィラメントという膜状の構造に囲まれた空間は、超空洞:ボイドといわれています。その半径がZm3桁後半から4桁に入った程度になっているようです。

ここらへんの構造図は、Wikipediaなどのほかのネット情報を見てください。

ということで、Zmは巨大銀河の大きさから、銀河の集団、そして、ボイドや銀河フィラメントなどの大規模構造の基本単位までの大きさを表すのに適しているということになります。

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