惑星系はMm:メガメートルの世界である。
今回は、円盤状になっている天体を見てみよう。
代表としては太陽系です。太陽を中心にして、8つの惑星と多数の小惑星が、ほぼ円盤状になっています。太陽系は、恒星系の一つといえます。その前にまずは惑星系を見てみましょう。
地球と月も、地球を中心として月が回っています。
それが地球の惑星系ということになります。
さらに、現在では多数の人工衛星が地球の周りをまわっていて、それも含めて地球の惑星系かもしれません。
その姿を以下のような楕円の図に表してみましょう。単位はMmです。
一番外側の楕円の半径が1000になっているので、そこまで1000Mmです。
地球の半径は6.8Mm程度なので、この図では中心の小さな円になっています。
月は直径3.8Mm程度なので、ほぼ点にしか見えません。
地球との距離は平均384Mmなので、図の「月の軌道」当たりを回っています。
静止衛星の高度は36Mm程度なので、中心の小さな円のすぐ外側にある点線がその軌道です。
ちなみに、ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡は、地球から1500Mm離れた太陽の反対側にあるので、結構遠くにあります。SI接頭語の使い方を規定通りにすると、1.5Gmといわなければならないところですが、日本語では、数詞「千」を使って問題ないので、千五百メガメートルといえて便利ですし、月の軌道などと比べることができて直感的な理解も容易です。

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