宇宙の大きさを実感するためにはSI接頭語が最適 その1

 宇宙に興味のある方はたくさんいるでしょう。

ところがその大きさを本当に理解している人は少ないと思います。

その理由は、いろいろな単位があって、しかもSI接頭語を適切に使っていないからです。
つまり、何万kmとか、何億kmとか、何万天文単位とか、何万光年とか、何万パーセクとか、それぞれの単位の関係もわからないのに、すべて何万とか何億とか、大きな数量になってしまうので、何が何やらさっぱりわからないわけです。

そこで、国際単位系の基本であるm:メートルとSI接頭語を使って、さまざまな天体の大きさや距離を表してみたいと思います。

宇宙は意外と近いです。国際宇宙ステーションは地表から約400km上空を周回しています。
ロケットならば打ち上げて数分で到達する高度です。

宇宙は近いからといって、kmだけで長さを表そうとすると、数字が大きくなってしまいます。

kmの上は、Mm(メガメートル)です。つまり、1000kmです。
1000kmというと、東京網走、東京種子島の直線距離です。
メートルのもとになった赤道と北極点との距離は、10Mmです。

それで、
地球の半径は約6.4Mm、直径は約13Mm、
月の半径は1.7Mm、直径は3.5Mm
月と地球の平均距離は384Mm、近いときは約360Mm、遠いときは約400Mmです。

同じ単位で表してみると、地球と月の様子がわかってきます。


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