百万長者?億万長者?

 アメリカの予算とか経済対策とかの金額をドル建てで伝えるときに、「1billion」ドルを10億ドルと言い換えます。アメリカ人にとっては、billionの大台に乗ったという感覚でしょうが、一般の日本人はアメリカの数詞が3桁区切りだなんて知らない人が多いでしょうから、何か中途半端な気がします。

昔あった「百万長者」なんて言葉は、「millionaire」から作られたものでしょう。日本語では「億万長者」の方がピンときます。しかし、これを翻訳すると「billionaire」となり、「10億長者」が正確なわけです。

SI接頭語を導入すれば、「ギガ長者」や「テラ長者」という言葉が生まれるかもしれません。「ギガ富豪」や「テラ富豪」の方が古臭くないかもしれません。日本円で「メガ長者」は今どき長者とは言えないでしょう。円とドルでは2桁も違うので、アメリカのミリオナーは、円にすると億越えなので結構富豪ですし、ビリオナーはさらにその千倍ですからめちゃくちゃな富豪というとになります。

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